8月5日、土曜日。チェンマイ1人旅も7日目、そして最終日。朝が弱い私だが、散策するため今朝は6時過ぎに起きた・・・起きれた!
すごい達成感。なぜなら、これまで旅行に来て早く起きれたためしがないから。特に最終日は、朝早く、どころか、前夜のパッキング祭りが深夜におよび、朝食タイムに間に合わなかったことすらある。昨日も起きたら10時だったからね〜😅
最終日に泊まったCHALANo.6は旧市街のど真ん中。チェンマイ旧市街を代表するワット・チェディ・ルアンが目の前にあるのに、早朝散策しないのはもったいな過ぎる、ということで、寝るのはやっぱり深夜になってしまったけど、気合いを入れて目覚ましかけました(スマホのね)
顔を洗い、化粧水と日焼け止めだけ塗って、ワット・チェディ・ルアンへ。
通常50バーツの拝観料がかかるお寺だけど、朝はただだった!
チェディルアンを象徴する仏塔の前が朝から賑わっていて、イベントでもあるのか、準備が進んでいる。
ネコちゃんの可愛い姿ゲット😍
この子も、とても人懐こかった🥰
ぐるりと一回りして仏塔の正面に戻ってくると、たくさんの人が赤い敷物に座り、お坊さんのお話を聞いている。敷物の上には供物?が、たくさん置かれている。よく見ると、左側に供物の販売もしている。しばらく動画を撮ったりしてこの様子を見ていたのだが、私も参加したくてたまらなくなってきた。こんな機会は滅多にない。チェンマイの思い出に。
99バーツ(190バーツだったかも⁉︎)で小さな包みをいただくと、係の方が、赤い敷物の方へどうぞどうぞ、と案内して下さり、先に絨毯に座っていた方々も席を空けて下さったので、座らせて頂いた。
袋の中身は米、水、缶詰など。
お祈りが終わると、1番偉い(多分)お坊様を先頭に、絨毯席の前を歩いて来る。手には鉢。絨毯上の人々が、供物をその中に入れていく。あぁ、これは一種の托鉢なのだと、漸く理解した。
先頭のお坊様の鉢はすぐに一杯になるので、横に付き添った人がそれを大きな袋に入れながら一緒に進んでいく。
いよいよお坊様が私の前に来られたので、さっき購入した包みを鉢に入れた。
入れた後、やらかした事に気が付いた。後から来られたお坊様にお渡しするものがないのだ。
他の方を見ると、ジュースを一本、とか、皆さんに行き渡るように少しずつ入れている。
すると、隣には座っていた上品そうな白髪のご婦人が、御自分が持って来られた水の包みを私の方へ差し出して下さった。これを入れるように、と合図してくださったので、ありがたく頂戴し、後から来るお坊さんたちの鉢に一本ずつ入れさせて頂いた。
私に勧めてしまったせいで、ご婦人が大量に用意していた供物は、途中でなくなってしまい、後から来た小さいお坊さんたちにお渡しすることができなかった。
申し訳なさと、タイの方の温かい気持ちに触れた有り難さとで、涙が込み上げてきた。
そして、昨夜50バーツの入場料を惜しんだちっぽけな自分を恥じた。
托鉢するお坊さんに寄進する事を、タンブンというようです。