灯台のある旗津半島へのフェリーは、高雄を東西に走るMRT橘線(O線)の終点、西子湾(シーヅワン)という駅の近くから出ているらしい。
ホテルはちょうど美麗島駅とO線の市議會駅の間くらいにあるので、市議會駅から乗ることにした。そこから二駅で西子湾。
ホテルを出たのが遅かったので、西子湾に着いた時にはすっかり日が暮れていた。
鼓山輪渡站、フェリー乗り場が見えて来た。
フェリーに乗るバイクの列が文字通り長蛇の列を成していて、乗れるのか不安を覚えながら列に並ぼうとしていると、「人間はあっち」、と指し示された。
言われた方に行くと、さっき通り過ぎた魚市場とコンビニの間にPassenger↑と書かれた黄色い看板が出ていた。こりゃ、気付かんわ!
さっきバイクが待ってた所も、写真で良く見ると「機車専用道」って書いてあった。
無事乗船。デッキに出て、地元の人たちの会話を聞きながら(サッパリ意味はわかりません)すっかり暗くなった高雄の街を写真に収める。
うん、本当は灯台から沈む夕陽を見たかった所だが、これはこれで、なかなか・・・
1時間早ければ、両方見れたか・・・
5分程で旗津に到着。思っていた以上に栄えている感じ。フェリー乗り場のある建物も驚くほど立派だった。これからフェリーに乗る人が列を成している。すぐ傍では芝居小屋?が出ていて、大勢の人が立ち止まって見ていた。
念のため帰りのフェリーの時間を確認した所、夜中まで運行していることがわかった。
さて、目的地は灯台。Googleマップに従って進むと、人気がない真っ暗な道を指示されたが、進むしかない。暗いのでスマホの灯りを頼りに歩く。
しばらく進むと、遊歩道の先に街灯がたくさん見えて来てホッとした。だけどもそこで、灯台がかなり上の方にあることに気付き、絶望的な気持ちになった。灯台だもんね・・・そりゃ遠くが見渡せる所にあるわいな・・・
ここまで来たら、引き返すわけにはいかない。
わざわざフェリーに乗って来たのだから。
長い急階段を登り終えたと思ったら、次はスロープ。地味にきつい。そして、上から人間だけではなく、時々バイクもやって来るので、気を付けなくてはならなかった。こんな所で事故りたくない。
やっと到着。灯台の下からかなり歩いたように思っていたが、実際には5分程だった。そして、結構人がいる。まぁ、1人で来てるのは私くらいかな。デート中のカップルに遠慮しながら、写真を撮った。
日のある内に来たかったけど、これはこれできれいだ。
カフェがまだ開いていたので、水も持っていたし100元と高かったけど、ご褒美にジュースを飲むことにした。・・・観光地価格だから仕方ない。カップルの横で夜景を楽しみながら、甘すぎるパインジュースを飲んだ😅
そして、帰り道はなぜだかずっとスロープだった。道理で、バイクで降りて来る人たちがいたはずだ。
降りた道を反対方向に進むと、砲台があるようだが、さすがにこれは諦め、旗津の街の方へ戻る。
3匹の猫ちゃんに遭遇。1匹はサッと車の陰に隠れてしまったけど、さすが港街。これはこの後も期待できる。
おお、なんかいい感じの街じゃないですか。
飼い猫ちゃんかな?パシャパシャ撮ってたら、睨まれた、猫ちゃんにね。
行く時気になった建物、旗津天后宮という17世紀に建てられた高雄で1番古いお廟だったようだ。ケバケバしいとか思って、すみません😅
今になって、参らなかったことが悔やまれます。
そして、港町なので美味しい魚介類があったはずなのに、躊躇して入れなかったのも、悔やまれる。というのも、500元しかなかったのにジュースを飲んでしまったので、400元程しか手持ちがなかったのだ。もしもオーバーしてしまったら・・・と思うと、店に入ることができなかった。
・・・で、躊躇した末、近くのスイーツ店に入り、芋圓を注文した🤣今回も、あったかいやつ。やっぱり、平渓で食べたのが1番美味しかった。
フェリー乗り場の周りは、来た時以上に盛り上がっていて、バイクに跨ったまま鑑賞する人がたくさんいた。
トイレに行くため舞台の横を通ると、袖に下がった役者さんたちが衣装を着替えたり化粧を直したりしている姿が見えた。
バイバイ、旗津。
帰りのフェリーは行き以上にあっけなかった。
Google先生に従って暫く進むと、01捷運站↑
と書かれた街灯が見えたので、迷いようがない。
行き同様西子湾からO線に乗り、今度は美麗島まで来た。
六合夜市に寄った後、ホテルに帰るつもりで外に出たら、雨が降っていた。今日は降らないと思って傘をホテルに置いて来たのに、なんということでしょう。
仕方なくホテルに戻るつもりだったのに、なぜか人通りが多い所へ案内されていて、いつの間にか六合夜市にやって来ている事に気が付いた。こうなったら、何か買ってホテルで食べよう。
一通り見た後、牡蠣オムレツを食べていない事を思い出した。70元。パイナップルジュースより安い!
他にも気になる店があったけど、昨日台南で買って持って来たビールがホテルで冷えてるし、エビ煎餅も食べないといけないので、牡蠣オムレツだけにした。
24時間スーパーの小北商店が見えて来た。黄色い看板は、まるでスーパー玉出だ。
私の部屋、この不思議なドアの向こう側なのです。
うっかりして、胡椒味を開けてしまったので、なかなか減らない海老せんべい。歯応えはじゃがりこ的な感じで、海老の味が濃い。
なかなか濃い1日だった。明日はとうとう最終日。軽く荷造りをして寝る事にした。