hitolitabi’s diary

アラ還で始めた海外一人旅、再始動の記録

還暦女子スペイン珍道中⑨〜ゴシック地区のバルセロナ大聖堂とグエル邸、そしてミサに潜入

カタルーニャ音楽堂にもっといたい気持ちを押さえ、次の目的地、カテドラルへ足早に歩く。なぜ焦っているかというと、カテドラルの後の予定地、グエル邸の見学時間は17:30まで。16:30までに入場しないといけないからだ。計画になかったカフェ休憩をしたので、音楽堂を出たのは15:30近くになっていた。

f:id:hitolitabi:20250509000504j:image

チケット売り場らしき所へ行くと、券売機でチケットを買うように言われた。出てきたのはQRコード付きのレシートのようなチケット。これを入り口にいる係の人に読み取ってもらい、入場する。合理的、だけどちょっと愛想がないような気持ちにもなる。昔だったら写真付きの紙のチケットをもぎってもらい、家に帰った後どこかにしまい、ある日整理をしていたらそれを見つけ、旅の思い出に浸る、なんてことがよくあったが、そういうこともできない。

ほぼ4半世紀前にツアーでスペインに来たが、9日間で周遊するツアーだったので、バルセロナ観光は、サグラダファミリアピカソ美術館に行ったことは覚えているが、他にどこへ行ったかの記憶がない。ガウディ建築はカサ・ミラの車窓のみでグエル公園は見てもいない。音楽堂とグエル邸は行程に入っていなかった。カテドラルはどうだったか❓

一歩足を踏み入れると、パイプオルガンの音色が響き渡っている。生演奏ではないようだが。昔初めてヨーロッパの大聖堂(ミラノ大聖堂)を訪れたときは、静けさと荘厳さに圧倒され、声を出してはいけないような気持ちになったものだが・・・オルガンの音色とともに観光客のざわめきも聞こえる。観光客をもてなす演出なのか❓ツーリストがいない信者だけのときはもちろん違うのだろうが。

f:id:hitolitabi:20250509000611j:image

入って左手の真ん中あたりに人が並んでいるのが見え、何かわからないが並んでみた。係の人が入場制限をしていると思ったら、どうやらエレベーターに乗って上階に行けるようだ。

エレベーターから出ると、屋上に出た。天気が良ければバルセロナの街が一望できるだろうが、雨がポツポツと降り出していて、景色はあまり良くない。でも、教会の尖塔が間近に見られる。

f:id:hitolitabi:20250509000700j:image
f:id:hitolitabi:20250509000706j:image

遠くに小さくサグラダファミリアも見える。

f:id:hitolitabi:20250509000807j:image

写真やビデオを撮っていると雨足が次第に強くなり、最初は防寒で着ていたレインジャケットのフードをかぶって凌いでいたが、途中で傘をさすことにした。旅行直前に天気予報を見るとスペインは思っていた以上に寒く、おまけに連日のように雨マークが付いていたので、薄いダウンコートとモンベルの防水ジャケットを重ね着し、傘も晴雨兼用ではなく、一番小さい折り畳み傘を持って来ていた。今回はこの判断がよかった。雨は一日降り続くことはなかったけど、少しのときはフードをかぶればいいし、何より寒かったので、ほぼ毎日モンベルのジャケットを羽織っていた。

大聖堂の上を撮影しながらぐるりと一周し、ある一つの尖塔の中の階段を降りてくる人を見かけたので、私も、と入ろうとしたのだが、係の人に止められてしまった。向こうのエレベーターを使え、という。言われた方に行くと、最初に乗ったエレベーターだったのでUターン。結局尖塔の先の景色は見ることができなかった。見学時間が終わっていたのか、雨が降っていたからなのか、そもそも入れない場所だったのか、理由はわからない。残念!!

再びエレベーターで下階へ


f:id:hitolitabi:20250509000945j:image

f:id:hitolitabi:20250509000937j:image

f:id:hitolitabi:20250509000941j:image

f:id:hitolitabi:20250509001259j:image

f:id:hitolitabi:20250509001032j:image

f:id:hitolitabi:20250509001036j:image

f:id:hitolitabi:20250509001041j:image

f:id:hitolitabi:20250509001121j:image

f:id:hitolitabi:20250509001125j:image


椅子に座って少し休憩し教会内を撮影した後椅子に座って少し休憩していたら、早くも16:15。

やばい!!グエル邸の最終入場は16:30だった。小走りでグエル邸へと向かう。

 

なんとかチケットをゲットし、コインロッカーに荷物を預けた後トイレへ。ガイドレシーバーによると馬小屋として使われいた地下室を通って上階に行くようなので入ろうとしたら、係の女性に止められた。下の階から順番に10分ごとに閉まって行くらしい。事情を説明してなんとか入れてもらい、急足で地下室を抜ける。

f:id:hitolitabi:20250509001520j:image

再び一階部分を通り、階段で中2階へ。見学を終えて降りてくる人たちとすれ違う。

f:id:hitolitabi:20250509001933j:image

ガウディのスポンサーであったグエル氏は繊維業界で富を築いた大富豪。バルセロナの郊外にコロニア・グエルというスペイン最初の工業コロニーを作った人物だ。スベイン到着日に寄ったグエル別邸は母屋はもう残っていなかったが、ここはその当時のまま残っている。本来は既にあった本館に繋がる別館としてガウディが設計したらしいが、グエル氏が気に入り、こちらを本館として使用することになったそうだ。

f:id:hitolitabi:20250509002042j:image

グエル氏は採石場も持っていたので、大理石がふんだんに使われている。個人の邸宅とは思えない、まるで教会のような凝った意匠の柱も素晴らしいが、木を使った天井の装飾が圧倒的だった。

f:id:hitolitabi:20250509002248j:image

これを見るだけでも来た甲斐があった。

 

ゆっくり見たい所だが、ここも追い立てられるように上階へ。(本当に10分ごとに閉まって行くようだ。)1時間もあれば見学できるだろうと、ギリギリの時間に来た自分が恨めしい。

中2階は執務室、2階はパプリックスペース、3階は寝室、4階は使用人の部屋や厨房。追い立てられていたからか、写真があまり撮れていなかった。


f:id:hitolitabi:20250509002405j:image

f:id:hitolitabi:20250509002409j:image

f:id:hitolitabi:20250509002551j:image

f:id:hitolitabi:20250509002547j:image

そして、残念なことに雨が降っていたのでガウディのタイル貼りの煙突がある屋上には出られなかった。

そう言えば、チケット売り場で今日は雨だから・・・って言ってたな😭


f:id:hitolitabi:20250509002822j:image

f:id:hitolitabi:20250509002826j:image

f:id:hitolitabi:20250509003010j:image

f:id:hitolitabi:20250509003014j:image

グエル邸の前にはその名もズバリ、ガウディホテルというのがあり、通りからちょっと覗いて見たら、なんともいい感じ。お値段はいい感じじゃなかったと思いますが・・・

f:id:hitolitabi:20250509010035j:image

次回(あるのか?)バルセロナに来たら、ぜひ泊まってみたいものだ。

f:id:hitolitabi:20250509002703j:image

↑グエル邸の2階から見たガウディホテル

 

さて、この後ですが、ピカソ美術館が19:00まで開いているので行こうかとも思ったのですが、前回(と言っても30年前)行ったし、ガイドブックに載っていた、17:00から無料になる教会に行ってみる事にした。スペインは観光地の入場料がやたらと高い。そんな中で無料で入れる所は本当に貴重だ。

カテドラル近くを通り、海岸方向へ。

f:id:hitolitabi:20250509003620j:image

教会に着いたが、残念ながら扉が閉まっている。扉を開けることができず、残念そうにしている観光客が他にもいた。諦めてピカソ美術館に行こうかと思いながら写真を撮っていたら、扉が開いた。
f:id:hitolitabi:20250509003616j:image
f:id:hitolitabi:20250509003611j:image

 

『サンタ・マリア・ダル・マル教会』

昼間見たカテドラルに比べると小ぢんまりした教会だが、地中海貿易で栄えた13〜15

世紀のバルセロナのシンボルだったらしい。別名「海のカテドラル」

私の他観光客が数名いるだけなので、椅子に座り、しばし休憩。

さて、これからどうするか?

実は入口の扉に19:30からミサがあるという張り紙があった。

クリスチャンではないが、せっかくの機会、参加してみたい。

そんな気持ちがむくむくと沸き起こっていた。ただ、まだ小一時間あるので、近くのピカソ美術館へショップを覗きに行く事にした。

途中、小さな広場の前を通ったら、ウォーキングツアーらしき一群が熱心に説明を聞いている。有名な場所なのか?よくわからないけど、とりあえず写真を撮った。

f:id:hitolitabi:20250509003846j:image


f:id:hitolitabi:20250509003923j:image

f:id:hitolitabi:20250509003919j:image

ピカソ美術館のショップでいくつか土産を買い、ポスターコーナーを物色したが、いいのは300€位する・・・高い!私が30年前に6000円位で買ったポスターが99€。あの時、もっと買っときゃ良かった!!

 

ミサ開始の15分位前に教会へ行ったら、すでに人が集まってきていて、空いている長椅子に滑り込む。

f:id:hitolitabi:20250509004103j:image

時間通りにミサが始まった。牧師さんの説教。スペイン語なので、何を言っているかは全く理解できない。途中、右手にいた女性が讃美歌を歌い始めた。透き通った、素晴らしい歌声。

信徒でもないのに忍び込んでいることがバレたらやばいかな?時折そんな思いがよぎるが、途中退席することはできない。

終盤、隣の人と頬と頬を触れ合わせてハグ?する場面があり、私の前にいた3人の若者の1人が、こちらを振り向いたが、明らかに場違いの東洋人がいるのを見て取り、ハグではなく握手をしてくれた。

 

ミサは1時間くらいで終わった。一番近いジャウマ・プリメというメトロまで歩けばホテル近くのジローナという駅まで行けるようだ。途中、レストランもいくつかあり、入りたい気持ちにもなったが、これ以上遅くなるのはまずいかと思い、諦めた。

ジローナまでは2駅。昼間歩いていない道を通るのは少し勇気が行ったが、5分程でホテルが見えてきた。一旦ホテルに戻って荷物を置き、ホテル前のコンビニでヨーグルトやミックスサラダを買った。今晩はホテルの冷蔵庫に入っている無料のビールで、長かった2日目の疲れを癒した。


f:id:hitolitabi:20250509004215j:image

f:id:hitolitabi:20250509004211j:image

f:id:hitolitabi:20250509004207j:image